きっかけは、「なぜ豚肉を食べてはいけないか知ってるか?」というお話から。
このトピックが出た時点で、
「はいはい、あなたはムスリム(イスラム教徒)だからでしょ?僕には関係ありましぇ〜ん」
なんて内心しらけた気分で聞いていたら、ちょっと話は深い方向へ。
おばちゃん曰く
「豚肉ってのはコレステロールが高いし、体に悪い。蓄積されたコレステロールは、来世(自分が死んだ後の生まれ変わり)に引き継がれる。同様の理由で麻薬もだめだ、でもタバコやマリファナぐらいならOKよ」
って、豚肉はマリファナよりも有害なんかい!!!!!!ってかなりツッコミたかったけど我慢。
さらにおばちゃん、
「人間は繰り返し生まれかわる。けっして(広義で)死ぬことはない。(←仏教の“輪廻転生”といっしょだと思う)
我々は“次の人間”のために健康を保たなければならない。」と。
たしかにこのおばさん、いつも背筋がピンと伸びていて、歳のわりにスタイルもいい。
まじめな性格とその落ち着いた雰囲気は、どこか神々しささえ感じさせる。
むむむ、、説得力がある。
基本的に信仰ってやつは好きではないんだけど、僕は勝手にこういう風に解釈をして、ひとり納得していた・・・
悲しいことや苦しいことがあったとき、酒や麻薬に走ったり、自暴自棄になってしまう人がいる。そういう人って、あくまで「自分」が軸の中心で、強いショックを受けたときにその軸がぶれてしまっているんやと思う。
で、彼女みたいな人、「自分」という軸のほかに「来世の自分」という絶対軸を持ってる人は、その軸を絶対軸から離れないようにしていればいいのだから、決してぶれない。
今の日本人って、その軸がフニャフニャになってる気がする。
さらに基本的に無信仰だから、これといったアテにすべき絶対的な軸も見つけにくい。
だから何事に対しても無関心・無意見、「わかりませーん」「今が楽しけりゃいいじゃん」になってしまう。
それが正しいのかは知らんけど、信仰のある人って、絶対的な価値観を持ってる気がする。
「宗教に走ろう!!」
なんてたわけたことをいう気はさらさらない。神様なんて今でも眉唾物だと思っている。
ただ、自分の中以外のどこかに、もうひとつはっきりした、どう考えても善であろう「軸」を作ることは必要なのかもしれない。
そして疑問、、、
豚肉って体に悪いのか??
