僕はヒモやTの字のやつは持ってないですけど、お気に入りパンツ持ってます。
いや、厳密には持ってました。
バンクーバー時代に、何を血迷ったのか、
「デキる男はユニクロパンツを履いたらあかん。見えないところにこそ気を遣わねば。」
と思いまして、カルバン・クラインのボクサーブリーフを2枚(黒・灰色)購入。当時の自分としては奮発。
当時24歳無職で「デキる」もクソもないだろうが、アホウ。
ま、ともかく、履き心地ヨシ、履いてるときの気分ヨシ、のお気に入りでした。
帰国後のある日、親父が何食わぬ顔で“黒”を履いていた・・・
お、おかん、、、俺のパンツ親父のタンスに入れちゃったのね・・・
そりゃ大き目のサイズだったから、わからんでもないけど・・・
その日以来、“黒”は親父のものになった。
そして今日、帰宅した親父がパンツ姿でリビングに登場。
今日は飲んできたらしく、いつもにも増して上機嫌。
巨人の連勝が止まってうれしそうだ。野球好きでもないくせにね。
っと、、
ん?
「Calvin Klein」???
パンツのゴムに「Calvin Klein」。
黒じゃないよ、灰色だよ。
呆然とする僕をあざ笑うかのように、親父の腹回りの肉のせいで、「Calvin Klein」の文字が不細工に広がってる。
今日から“灰色”も親父のものになった。
父上calvin cline だなんて知る由もなく。。。
ちょいわるオヤジの誕生やね。