インド最南端、カニャークマリ(コモリン岬)からチェンナイへやってきました。
日程の都合と、僕は都会が嫌いなので、ここには1日しか滞在しません。
明日の早朝にはカルカッタに移動します。
てゆーか、その移動時間・・・
28時間 by train。
うーーん、これほど長時間乗り物に乗ったことはない気がする・・・
人間は何時間眠れるものか試してみます。
早朝着、駅を出た瞬間、早速客引きにつかまり、とりあえずついていくことにしてみた。
あまりこの辺の情報を持っていなかったもんで。
するとなかなかいいホテルじゃないか、安いし(150ルピー=350円ぐらい)、まぁまぁきれいだし。
チェックインをすまし、さっそく街へ繰り出そうとすると、さっきの客引きお兄ちゃんが待っている。
チップとして10ルピーあげるとお礼らしき事を言って去っていった。
うーーん、あんな礼儀正しい客引きは初めてだ・・・
チェンナイは・・・
臭い。
これが第一印象。
川、というか水路?がまちを大きく5分割しているのだが、その川の汚染ぶりがひどい。
どぶ川。
今回、インド中を旅行していて目に付くのは、その河川の汚染ぶり。
成長著しいインド(実感はないが。)の最大の課題だと思う。環境問題ね。
さらに昨日ついに雨が降ったのだが、そのためあちこちに水溜まりができている。
よくみるとボウフラが大量発生中・・・
か、勘弁してくれ・・・
ここも他の大都市と同様、ホームレスが多い。
特にここは、そのどぶ川沿いにスラムみたいのがあって、その様子が悲惨すぎる。
普通に疫病でも発生しそう。
気を取り直して、街をひたすら歩く。
歩く歩く歩く。。。
つ、つまんなーーーい。
何も起こらない、ただ街を歩くだけ。
特に変わったものもなし。
あまりの暑さもあり、疲れ果ててジュース屋さんでラッシーを飲む。
すると、怪しげなおっさんが近づいてきて、
「市内の主なとこ、20ルピーでまわったるでー、ゲヘヘ」
と悪どそうな笑いを浮かべる。
話を聞くと、たしかにガイドブックにのっている主要な所をリキシャーという3輪バイクでまわってくれるらしい。
まぁ、こんなことは慣れっこなので、
「なんでそんなに安いの?行ってもいいから、そのからくり教えてよ。」
というと、正直に
「おまえさんを4軒のお店に連れて行く。おまえさんはただお店に10分間いてくれればええんや。」
「で、おっちゃんはおれを連れていったらナンボもらえんの?」と問うと、
「ガソリン1リッターずつもらえるんや」とな。
そのコースにどうしても行きたい寺院があって、そこにフツーに行けば片道40ルピーはしそう。
しかもオヤジは、宿までおくってくれるという。
なんとなくこの街に飽きてたし、おもしろそうだからOKして、急遽市内ツアーに出発。
さっそく一軒目、カーペット屋さん。
えらそうにあれこれ店内を物色すること10分、
「気に入ったものがない。トルコ絨毯のほうがいい」 (←トルコでも絨毯屋に連れて行かれた)
と吐いて退店。
2軒目、骨董屋さん。
シヴァ神など、ヒンズーの神様の置物がいっぱい。
フツーに興味があり、おじさんにあれこれ質問してるうちに10分終了、「友達が待っている」と言って退店。
神様の勉強させてもらいました。
3軒目、シルク屋さん。
シルクを汚い手で触りまくった挙げ句、便意を催し、トイレへ。終了。
4軒目、宝石屋さん。
ここのオヤジたちはやたらと面白く、インドの環境問題の話で盛り上がる。
なんのセールストークもなく、雑談のあげく、記念撮影をして終了(笑)
そして、約束どおり、寺院や海沿いの道路を走ってもらい、宿屋に届けてもらってツアー終了。
最後の最後で、なかなか面白い思いでができました(笑)
写真をupする時間がないので、続きはカクカッタから・・